最大よりも最良を

「最大たるより最良たれ」

 

ある経営者の言葉です。

 

創業以来百年以上続く企業の経営者の言葉だけに今でもずしりと心に残っています。

 

企業にしろ、個人経営の店にしろ、最も大切なのは理念に他ならないと思います。

 

そしてその理念が、良い悪いに関係なくその企業や店の日々の行動を左右します。

 

そうだとすれば理念自体がない者はどうなるのでしょうか。

 

一時の繁栄を築けたとしても顧客や社会に受け入れられなければいずれ消えていくのではないでしょうか。

 

先の企業は、バブル時代において同業他社が不動産投資やマネーゲームに手をつける中、逆に本業に徹することでその後の崩壊による影響を最小限に抑えました。

 

その時のトップの言葉の一つ、「最大たるより最良たれ」がまさに活かされたのです。

 

また逆に、ITバブル時代に最大規模を目指して時代の寵児とされた企業の末路は悲しいものでした。

 

理念ある経営とは、暗くて先の見えない道筋を照らす光のようなものと思います。

 

それは良いものであれば正しい方向を照らし、悪いものであれば誤った方向を照らすものでしょう。

 

「大きいことはいいことだ」という昔のキャッチコピーがありましたが、これはアンチテーゼに過ぎず、「スモールイズビューティフル」を正しいと思いたい。

 

過不足のない理念が永くその存在を支えていくと考えてます。

 

当店の珈琲もそうでありたいと、まだまだですが、願います。

 

店主